引き寄せの法則は、名前こそ違えど色々な人が提唱しています。ただ、どの人が提唱している引き寄せの法則にも、ある程度の共通点があります。それは、下記のようなもの。
- 引き寄せたい事柄を具体的に、リアルに思い描こう
- 引き寄せた時の感情や、引き寄せたあとに感じる感情を先取りしよう
- 感謝の気持ちをたくさん感じよう
引き寄せたい事柄を思い描く方法として、『想像する(妄想する)ことを奨める』『文章に起こすと良い』など、人によって違いはあれど『自分の想像し得る事柄を引き寄せようとする』のが、引き寄せの法則です。
引き寄せすらも手放した、幸せ思考論の最終形態現る!?
皆さんは、『宇宙におまかせ』という言葉を聞いたことがありますか?本やセミナーなどで引き寄せの法則を学んだことがある方は、ご存じかもしれません。
引き寄せの法則において『宇宙におまかせする』とは、引き寄せに必要な手段(欲しい物を想像したり、文字にしたりする)が終わった後に、『安心して宇宙におまかせする』=忘れるという意味。いわば、最後の仕上げ段階です。
しかし、この引き寄せたい事柄を思い描く、引き寄せた時の感情を思い描くという前段階をすっ飛ばして、ただ『宇宙におまかせする』だけで、今までどんなに引き寄せを頑張っても改善しなかった人生が一転、どんどん幸せな方向へと進んでいくという現象も起きています。
そんな状況に陥った作者が書いた書籍がこちら。
執着を手放したら、勝手に欲しい物事が運ばれてきた!
人間は、人生のドン底の状態に直面すると、落ち込んだり悲しんだりする気持ちとは裏腹に、『もうどうにでもなれ』という度胸の据わった気持ちになることがあります。
作者の『大木ゆきの』さんは、自分の人生をより良いものに変えようと試行錯誤。努力して汗水たらして頑張り続けました。でも、頑張れば頑張るほど状況は悪くなるばかり。そんな絶望的な状況の中で、疲れ切った彼女が最後に思ったことは
もういい。どうなろうと宇宙におまかせだ。この先は、どうにかしようとするのをやめて、ただただ本当にやりたいことをやって生きて行こう
(本から一部抜粋)
という、一見投げやりにも思える考え方でした。
引き寄せたいものを限定しない引き寄せ
『宇宙におまかせ』思考の引き寄せは、『引き寄せたい物事を限定しない』という特徴があります。
通常の引き寄せでは、AとB、2つの選択肢のうち、宇宙があなたにBを最善なものとして用意していても、あなたはAが欲しいとリクエストしてしまうことがあります。宇宙はいつも最善のものをあなたに届けようとしていますが、それを知らないあなたはBが届いたことで落胆し、せっかくやってきたBを受け取らない可能性があるのです。
一方、宇宙におまかせ思考の場合、Aが届いてもBが届いてもすべてを受け入れます。本来、引き寄せの法則では『何がきても最善で、あなたの願いを宇宙が忠実にかなえる』ので、AがきてもBがきても受け入れるべきなのですが、その境地にいくためには時間がかかります。なので、始めから『引き寄せたい物事を限定しない』という『宇宙におまかせ』思考の引き寄せを身につけることで、最短で効率的に引き寄せを成功させることができるともいえるのです。
不幸に思える出来事も、幸せになるために必要なことの場合もある
生きていると様々なことがあり、その時点では最低に思えた状況が、未来の幸せに不可欠だったというのはよくある話です。
『運命の人と結婚したいと願ったら、恋人と別れてしまった→運命の人は別にいる』など、宇宙には、私たちの想像以上の素晴らしい恩恵をあなたに与えたいという意思から、一見不幸に思える出来事を引き起こす場合が多々あるのです。この場合でも、あなたを幸せにしてくれる男性は別にいるにも関わらず、あなたが『今の彼と結婚したい!』と引き寄せていたら、あなたは運命の人と結婚できず、今の彼と結婚し離婚していたかもしれません。
そういう遠回りを回避して、最短で最高に幸せになる可能性がある方法、それが宇宙におまかせ思考です。